いすゞ/トラック フードローダー
こんにちは、カービューティープロ沖縄北谷美浜店の富濱です。
今回の依頼は、空港内で活躍する特殊車両【フードローダー車】の錆止め施工です。
【フードローダー車】とは、「機内食を飛行機に運び込む特殊車両」だそうで、空港の中でしかお目にかかれない車両です。
空港は、海風の影響をうけやすく錆が発生しやすい環境と言えます。
見ての通り茶色の錆が、色んな箇所に出来ています。
まずは、膨張している錆をハンマーやヘラで取り除きます。
コツコツ地道な作業になります。
こちら、北谷美浜店のベテラン職人【ヤマ】さんです。
【フードローダー車】は背が高い車両なので、大きな脚立に乗り作業します。
こんなに錆がいっぱいあるのに、小さなハンマーで大丈夫?
と思っていたら!!
タラララッタラー♪『エアニードルスケーラー』
なんとヤマさんが、某有名な工具屋さんで便利な物を買ってきてくれました。
これは何かというと、錆や塗装の剥離に使用する物で、エアー式で12本のニードル(先端の針金のような物)が交互に錆にアタック!!
うーん 例えて言うと、
ハンマーが、普通の人間のパンチだとすると・・・
エアニードルは、北斗の拳の【ケンシロー】が北斗神拳奥義北斗百裂拳で錆に連打している様な感じです。
もの凄~く、威力が違うんです!!
早速やっていますねー♪
凄い威力です。しかも作業が早い。
膨張している錆を取り除いたら、お次は・・・・
出来てしまった錆の処理です。
実はお客様から、(発生してしまった錆)もどうにかして欲しいとの要望がありました。
膨張している箇所の錆は多少は器具で取れますが、結局錆は残ります。
そこで使用するのが、『錆の転換剤(サビキラー)』と言う商品です。
転換剤は、金属がサビた状態・・・いわゆる【赤錆】を【黒錆】に変化させる優れものです。
黒錆というのは、『良性の錆』とも呼ばれ、金属の表面に形成されると赤錆を抑える効果があります。
錆の転換剤(サビキラー)
これを筆で、細かな箇所まで丁寧に塗っていきます。
そしてお次は、メインの錆止剤です。
この錆止剤は、スイスのワックスオイル社の商品となります。
乾きが早く、綺麗な仕上がりが特徴です。
愛車を長期間、錆からガードしボディ強度を維持してくれる優れものです。
転換剤は筆などで塗っていきますが、錆止めはこのような機材(ガン)で施工を行います。
短いノズルや、長いノズルを施工箇所によって使い分けて作業を進めていきます。
職人【ヤマ】さん、錆止めを吹き付けています。
もちろん、私 富濱も一緒に吹き付け作業です。
施工箇所の多さが、ハンパネ~( ゚Д゚)
上から施工前→転換剤→塗装→完成♪
この箇所は、錆止めの代わりにペンキで仕上げました。
錆止の色が透明と黒しかなかったので、色付きの箇所は見た目も考えて塗装で仕上げます。
さて、ここからはビフォー・アフターの画像をどうぞ~
下には完成の写真の中から厳選して・・・何枚かご覧ください。
錆止め施工でここまで綺麗になります。
いかがでしたか?
今回は、空港内で活躍する特殊車両【フードローダー車】の錆止め施工の様子をご紹介しました。
沖縄は塩害に気をつけないといけない地域柄です。
もしお持ちの車が錆止め施工がされていないのならば、是非、錆がひどくなる前(出来れば錆が出来る前)に錆止めをしましょう。
錆止め施工は、約3年~4年に一度の施工をお勧めしております。
是非、愛車の為に定期的な施工をご検討ください。
何か分からない事がありましたら、店舗までお気軽にお問合せ下さい。
長々となってしまいました。
ご清聴ありがとうございました。
記事担当:カービューティープロ沖縄 富濱